「プロテインって飲んだら太るんじゃないの?」「筋トレしてないのに飲んで大丈夫?」——そんな不安から、プロテインの摂取をためらっている人は少なくありません。実は、プロテインは正しく摂れば太るどころか、ダイエットや健康維持にも役立つ優れた栄養補助食品です。この記事では、初心者が抱きやすい“プロテイン=太る”という誤解を解きながら、効果的な飲み方のポイントを解説します。
プロテインはなぜ“太る”と思われがちなのか?
1. 名前のイメージと「マッチョ=プロテイン」の誤解
プロテインという言葉自体に“筋肉増強剤”のような印象があり、体重が増える=太るという誤解を招いています。
2. 飲み方が間違っている人が多い
間食代わりに何杯も飲んだり、運動もせずに摂取カロリーだけが増えているケースも。「プロテイン=太る」ではなく「摂り方次第で太る」のが正解です。
プロテインの基本:そもそも何が入っているの?
たんぱく質とは
筋肉、内臓、髪の毛、肌など体の構成要素に必要な栄養素。1gあたりのカロリーは4kcalで、ご飯やパンと同じです。
市販のプロテインの成分
- たんぱく質:70〜90%
- 炭水化物:少量(製品による)
- 脂質:少量またはほぼゼロ
- 甘味料・ビタミン類なども配合されているものが多い
実際、プロテインは太るのか?
摂取カロリーが過剰でなければ太らない
1杯(約20g)のプロテインで約80〜120kcal。間食のスナック菓子より低カロリーです。
むしろダイエット向きの理由
- たんぱく質は腹持ちが良く、間食防止に効果的
- 筋トレと組み合わせれば、筋肉の維持・脂肪燃焼をサポート
- 食欲抑制ホルモン(GLP-1)の分泌を促す作用も
初心者におすすめの飲み方タイミング
1. 筋トレ後30分以内(ゴールデンタイム)
筋肉の修復を助け、効率よく筋肥大を促します。
2. 朝食と一緒に
忙しい朝にたんぱく質が不足しがちな人におすすめ。牛乳や豆乳に溶かしてもOK。
3. 間食として(置き換え)
お菓子や菓子パンの代わりにプロテインを飲めば、無駄なカロリー摂取を抑えられます。
飲む量の目安と注意点
- 1日2回まで(1回20g前後)が一般的
- 食事の補助として摂るのが基本で、置き換えダイエットは短期間限定がおすすめ
- 過剰摂取すると腸にガスが溜まる、むくみなどの原因になる場合も
プロテインの選び方
ホエイ vs ソイ vs カゼイン
種類 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
ホエイ | 吸収が早く筋トレ後に最適 | 筋肉を増やしたい人 |
ソイ | 吸収が緩やかで腹持ちが良い | ダイエット中の人 |
カゼイン | ゆっくり吸収され夜間の摂取向き | 就寝前に飲みたい人 |
よくある質問Q&A
Q1. プロテインは毎日飲んでも大丈夫?
A. 問題ありませんが、食事とのバランスが大切です。足りない分を補う意識で。
Q2. プロテインを飲むと腎臓に悪いって本当?
A. 健康な人が適量を飲む分には問題ありません。既往症がある場合は医師に相談を。
Q3. 女性が飲んでも大丈夫?
A. むしろ美肌や健康維持に効果あり。ソイプロテインは女性に人気です。
まとめ
プロテインは“太る”のではなく、“摂り方を間違えると太る”が正しい理解です。正しい知識を持って、目的に合わせた摂取を行えば、筋トレにもダイエットにも強い味方となります。初心者の方こそ、上手に活用して理想のカラダ作りをスタートさせましょう。
次回は、「筋トレ初心者がまず鍛えるべき部位とおすすめ種目3選」をお届けします!
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